太っている分、薬が増えます。
外来臨床をしていると、血糖コントロールが良好な患者さんばかりですが、それは、医学が進歩して、よい薬を処方できるようになっただけのことです。多くの糖尿病専門医達も、もちろん優秀になりましたし。ただ、
体重が100kgを超えるような患者さんのカルテをみると、血糖コントロールは優秀。HbA1cは5%台。なのに、薬は7種類。
という患者さんが、とても多いです。なので、もし痩せれば、これらの薬の半分は不要になるはずです。つまり医療費削減につながるはずです。
そうした意味においては、海外のように、最も上流にある「肥満を治す」という考え方が、予防医学的にも正しいし、医療経済学的にも正しい、と思わざるをえません。
どうなのでしょう。。厚労省のお役人の方が、このブログを読まれてくれているといいのですが。。ただし、日本国では、あくまで「予防医療」は「自由診療」と決まっているのが悔しいです。。インフルエンザワクチンも同じですから。