糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

皮膚の痒みと、針の長さ

昔からビクトーザは、沢山、処方してきましたが、最近になってGLP1ダイエット外来を行い、ビクトーザやサクセンダをたくさん、処方するようになってから、「皮膚が痒い」というトラブルが増えた印象があります。


その理由は、針の製造メーカー側のスタンスにおいて方針転換があった事に原因があったようです。


当院では、院内では、BD マイクロファインプラス™ という針を処方していました。それには、(1)標準型(1本17円)(32G/4mm、31G/5mm、32G/6mm、31G/8mm)
つまり、4ミリ、5ミリ、6ミリと、8ミリという長さの針があったわけです。


ところがBD社は、「針の長さが短いほうが痛くないだろうという仮定」から、4mmを標準にし、かつ、新しいタイプを発売するようになったのです。


この図をみても、わかるように、4mmの針長だと、かろうじて、皮膚内ではなく、皮下組織に届く、ぎりぎりくらいの長さなわけです。もし、体型が大きく、皮膚厚が厚い体質の場合には、4mmでは、「皮下注射」ではなく、「皮内注射」になってしまいます。


皮内に薬液が入ると、皮下とは異なる反応が起こりますし、血管をも傷つけやすく、あざも、残りやすくなります。痒みも出やすくなります。


今後、どうしても、注射すると皮膚表面にアザができやすかったり、痒みが起こるような場合においては、BD社の6mmの針に交換していただく方針とさせていただこうと思います。(あくまで予定です。!)


これまでのナノパスは34G(ゲージ)でしたが、あくまで針先だけが34Gで、針を根元まで指すと、32Gになります。ということは根元まで深く刺すと痛点にあたる頻度は、かわらないかもしれません(科学的根拠となるデータはありません。)。


こういう事情もあり、今後のGLP1ダイエット外来の針につきましては、2月以降、変更を加えるかもしれません。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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