日本は、まだ、SGLT2阻害剤。。。
先ほど、日本の糖尿病学会、関東甲信越学会にいってきました。すると、当院の木曜日午後に循環器外来を担当していただいている慶応大学病院循環器内科准教授の佐野先生が、講演をされていました。
それが、やや違和感を覚えました。というのも、2019年6月に、アメリカ糖尿病学会(サンフランシスコ)にいった時には、SGLT2阻害剤の話題など、さがしても、どこにも見つからないくらい、希釈化されていたからです。DPP4阻害剤も同じでした。逆に、抗肥満治療としての、GLP-1受容体作動薬、の話題が、学会の中心テーマだったわけで。
その意味では、日本は海外と比べて、かなり遅れているとしか言いようがありません。もちろん日本の製薬企業が、SGLT2阻害剤をたくさん販売しているので、力の入れ方が、半端でない事は理解できます。
ただ、世界の潮流からは、だいぶ、離されている感じがして否めない、という感覚でした。