糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

2020年、最新、アメリカ薬価 事情

今月号のDiabetes Careという雑誌に、最新のアメリカでの薬価が発表されていました。
アメリカで、GLP1受容体作動薬、つまり、GLP1ダイエットを受けるのが、いかに大変なものなのかが、わかるかと思います。


Diabetes Care S106 Vols 43, Supple 1. January, 2020 からの引用です。


GLP-1 RAs ( GLP1受容体作動薬のこと) 2020年1月15日現在


ビデュリオン 2mg              840 ドル、 (9万2290円)
バイエッタ 10μg ペン            876ドル   (9万6246円)
トルリシティ(ただし、1.5mg入りのペン)   911ドル   (10万91円)
オゼンピック 1mg ペン            927ドル  (10万1849円)
セマグルチド 14mg (タブレット)      927ドル   (10万1849円)
リラグルチド(ビクトーザ) 18mg       1106ドル       (12万1516円)
リキスミア  300μg/3mL               744 ドル      (8万1743円)


でした。


なんと、当院では、税込み4本10万円、1本あたり2万5千円で、処方しているビクトーザは、アメリカでは、1本が12万円になります。本当にセレブの薬剤と言われるわけです。


なお、日本で、1週間製剤のトルリシティの、0.75mg入りを、GLP1製剤として処方している美容系クリニックがありますが、これでみると、1.5mgの半額ですから、1本5万円ちょっととなり、最も安価になります。一部の美容系クリニックが、トルリシティ0.75mgのペンのそれを、最も安く入手できるGLP1製剤のようにみせて、「販売」しようとしている理由も、これで一目瞭然になります。


この金額表を見てしまうと、特に、リラグルチドをサクセンダとして処方するのは、極めて慎重に、本人にだけ処方するようにと注意しなくてはいけないことになります。


糖尿病治療薬としてのビクトーザの処方も、日本では保険制度がカバーしてくれるので、2本でも、1万円を少し超える程度ですが、かなり安価だということがわかります。


もし、リラグルチド18mgを、サクセンダ1本だと考えて、3.0mgを注射していると、18mgですから、6日でなくなることになります。となると1ヶ月分は、その5倍、つまり5本が必要です。12万1516円の5倍は、60万7580円になります。


サクセンダ3.0mgを毎日、注射するGLP1ダイエットは、アメリカでは1ヶ月61万円、の費用がかかるということになり、それだけ、製薬メーカーが莫大な利益を得る構図になっています。ノボノルディスク社の利益がアメリカで大きいのは、このためでしょう。


もしかしたら、製薬メーカーは、日本であまりに薬価を下げられると転売の恐れがあるので、日本ではサクセンダを未承認薬剤としたのかもしれません。


当院では、超真面目に、サクセンダ3.0mgを継続した場合、13万円(税込み)にしています。つまり、21%、約5分の1の価格で処方しているという計算になります。


そして、絶対に転売されないよう、かならず本人確認をしながら、当院では処方させていただいております。


アメリカの薬価を知ってしまうと、日本での、特に、
「当院でのGLP1ダイエット料金体系」は、極めて良心的な価格体系になっている事をおわかりになっていただければ有難いです。



以下をクリックして、比較してみてください。


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