韓国の伏兵:DD01 抗肥満薬
欧州糖尿病学会の発表。232.EASD. 2019からの引用。
抗肥満薬は韓国での開発がさかんなようです。Hanmi社の他にも、D&D Pharmatech Inchという会社が、GLP-1R/Glucagon-R アゴニスト(略して、GCGRだそうです)を開発中だそうで、バルセロナで発表がありました。おや?と思ったのは、この新薬、Weekly と記載してあるだけでなく、monthly と記載している点です。つまり、月1回だけ注射すれば痩せられるという理屈になります。
まだ動物実験段階で、結果は、セマグルチドと比較して、より優れた結果であり、脂肪肝も改善した。体重も減った。セマグルチドに勝る痩せる薬になるかもしれない。
という結論でした。DD01とあるように、もしかしたら、この会社の新薬第1号かもしれません。てっきりアストラゼネカ社が先行して発売するかと思っていましたが、今後、このGCGR薬剤は、数社が開発競争し発売されていくことでしょう。そうなると、痩せる、脂肪肝を治す、は普通の医療行為になってくるのかもしれません。
月1回だけ注射したら痩せられる。。。本当に、そんな薬がでてきたら、飛ぶように売れるのかもしれません。
カレンダーに注射した日をかいておくことが必要になることでしょう。
そういえば、サノフィ社が開発中のGLP1製剤は、2週間に1回の注射でした。骨粗鬆症の薬のように、投薬頻度がいっきに減っていってくれると助かります。