1週間継続する胃の重たさ と、QOLとの相関
最近になり、オゼンピックの脱落例が増えてきています。
主たる理由は、「1週間、継続する胃の重たさ」のような感じです。
それが、QOL(生活の質)の低下につながるわけです。
これは、AE(副作用)とは、言いません。
当然、予測されていた主作用だからです。
ですが、1週間、継続する胃の重たさは、本当に、その人の生活にとって、楽しいのでしょうか?
サクセンダのように、日々、用量をダイヤルで変更して、その日、その日の体調にあわせて、食欲を抑制しているほうが、QOLが高いのではないか、と、私は考えます。
「胃の重たさ」を、AE(副作用)だとして、報告していたら、GLP1ダイエットの場合には、きりがありません
むしろ、それを利用して、食事量を減らしているわけですから。
ですが、「1週間、それに、しばられてしまう、という辛さ」は、どういう作用として表現したらいいのでしょうか? 副作用でしょうか? 主作用でしょうか?
オゼンピックの、2.4mgが、抗肥満薬として、臨床試験が行われていると聞いていますが、こういう「継続した事象が治せない」ということの、辛さは、しっかりと、AEとして、把握しているのか、どうか、それが心配でもあります。
あまり精神的につらいダイエット法だと、「自殺」を誘発する場合もあるからです。
そのため、やはり、当院では、
「サクセンダアクセント」、「サクセンダフリーダム」というように、「日々、投与量を変えられるダイエット法のほうが、より、QOLを高めるダイエット法」だろう、、
そう考えています。