油抜きダイエット
「 最後のダイエット 」の 連載
Q ダイエットの最大の敵はなんといっても油だと思います。そこで食事から油をいっさい追放することにしました。食ペ物は蒸したり、煮たり、テフロン加工のフライパンを使用したりして油は1滴も使いません。
でも、 最近、 肌が異常にカサつくようになって……油をとらないことと何か関係があるのでしょうか。
A お気づきのように、油抜きの食事が原因です。 肌のつやや張りを保つのは、ビタミンAやEの働き。これらは脂溶性のビタミンなので、脂質、 つまり油脂類といっしょでなければ効率よく体内に吸収されません。 これが、油抜きの食事によって肌がカサついたり、肌荒れを起こす理由です。
油の効用はそれだけではありません。 腹もちをよくして、ダイエット中の間食を防いでくれる効果もあります。 また、不飽和脂肪酸を多く含む植物油は、コレステロールを正常に保つのに役立ちます。ダイエットというと、油は目のかたきにされがちですが、たとえダイエット中であっても適量の油は必要なのです。10~15gくらいはとるようにしましょう。
出典 最後のダイエット
鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行