境界型より正常健康人なら、もっと効果があるはず。
サクセンダを用いたダイエットは欧米では、「境界型糖尿病」(prediabetes) を用いて行われていますし、「健康正常人」(normoglycemia ) に対しても行われています。原著の曲線カーブをみると、減量曲線は、どちらも同じ比率で下がっています。
この事実は、よく考えると驚きの事実とも言えるんです。通常は「境界型糖尿病」では、インスリン抵抗性があり、かつ、多少の食後高血糖があるはずなので、「健康正常人」よりも減量しにくいはずです。それが、同じ曲線に並ぶというのは、なぜか不思議。
理論的には、境界型より正常健康人なら、もっと効果があるはずなのに。
こういう思考法が、なぜ効かないケースがいるのか、という思考法に繋がっていきます。実際の回答は、診療の時に、説明します。全公開するのは、もったいなさすぎるので。