糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

痩せない vs. 痩せる週1回GLP1注射製剤

読者の皆さんの中には、トルリシディといっても、どれがどれだか、わからない方も多いかと思いますので、形状で示してみます。


両者の違いをしっかり見極めておいてください。




1) 痩せない週1回注射のGLP1製剤:「トルリシティ」


注射器が、当てて押す、だけなので、「アテオス」という名称で呼ばれています。非常に簡単な操作で自己注射ができるので、美容外科医、糖尿病療養指導士がいない内科医のもとで、積極的に勧められているようです。ですが、この薬剤では、体重は落ちないし、用量調節にも不便です。よって、糖尿病治療薬としては優れていても、「抗肥満治療薬」としては、お奨めできないGLP1製剤です。東京都内には、複数のこの薬剤を勧めるGLP-1メディカルダイエット外来、らく痩せ外来、なるものがあるようですが、それらの医師の助言は、聞かれないほうがよろしいかと考えます。



2) 痩せる週1回注射のGLP1製剤:「オゼンピック」


実は日本では2018年に発売されるはずだった薬剤でした。ところが、厚労書とノボノルディスク社との交渉が決裂し、発売直前になり中止となりました。ですが、私たち糖尿病専門医には、発売直前の資料が手渡されました。なお、おそらく1年半後には、ノボノルディスク社は、厚労省の指摘をうけて、上記のアテオスタイプの注射器で、再度、発売のチャンスを窺うとのことですが、それまでは海外で普及しているこのタイプのGLP1製剤;商品名「オゼンピック」を、一般名:セマグルティドとして呼びます。


先の論文「Lancet 」では、0.2mg, 0.3mg, 0.4mgといった微細な調節枠がありましたが、この注射器には、0.25mg, 0.5mgの2つの段階しかダイヤルを回す余地がありません。




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