外科手術でやせられる?
「 まちがいだらけのダイエット」の 連載
一部の人には正しい
標準体重の2倍以上という、極端に病的な肥満で、かなり重い合併症を持っている人は、ゆっくりダイエットしている暇はありません。
こういう人は、胃を小さくしたり、脂肪細胞を吸引したりする外科的な手術で、思い切って体重を減らすことが必要になることがあります。
手術には危険がありますが、こういう人の場合、手術の危険よりも、太りすぎを放置しておいた場合の危険のほうが大きいため、手術に踏み切るのです。
この場合も、きちんとした病院で、経験豊かな専門家に手術してもらうことが何より重要です。
一般の人にはまちがい
「少々太り気味」とか、明らかな肥満の人でも別に合併症が無い人が、努力が面倒で手術したいなどというのは、とんでもないことです。肉体的負担もさることながら、経済的負担もかなりのものです。ゆめゆめ安易には考えないでください。
出典 まちがいだらけのダイエット
鈴木吉彦 著 (株) 保健同人社 発行