運動している肥満は悪くはない。
Quoraからの引用です。質問の投げ方も上手。回答も上手だと想います。
でも、ちらっと、「千代の富士」の姿が思い浮かんだりはしますが。。
「千代の富士」部屋の相撲取りさんからは、沢山、紹介患者がこられます。
脂肪のないボディービルダー体型の相撲取りがいないのはなぜですか? - Quora
以下は、Quoraからの引用となります。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆回答☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
弱くなるからです。
他の方も書かれているように体脂肪は体重の増加に貢献していますが、それだけではありません。
まず体脂肪がないと衝撃の吸収が難しくなります。打撃が直接筋肉、内臓を痛めます。相手の攻撃だけでなく、投げられて土俵に体を打ちつけてたらケガをします。ケガをしたら当然良い相撲はとれません。力士生命を短くしてしまうでしょう。
関節技の吸収、耐久性も落ちます。相撲にも関節技は多くあり、相手のまわしを取りながら肘を極めたりします。こうした技に耐えられません。脂肪で関節を保護したり、作用する点を皮膚と脂肪でずらすことができないせいです。
関節の可動域も狭くなる傾向にあります。十分なストレッチと訓練があれば可動域の維持はできるとは思いますが、筋肉量が邪魔をするのか、関節を十分に曲げられない・曲げると痛がります。
関節の構造は軟骨と滑液ですので、マッチョだから関節が固くなるわけではないと思うのですが、経験上、筋肉質の人ほど関節技がよく効き、大げさに痛がりました。
さらに、特に上半身に筋肉がついているような人は崩しに弱くなる傾向がありました。こちらが力を加えると、その力を逃がすことができず、全て受け止め反発して体に伝えてしまうようです。柔らかな餅を引っ張っても餅は伸びるだけですが、固くて重いブロックを引けば容易に倒れてくるような感覚です。一度崩れかかると筋肉の重みで自壊するように面白いように崩れました。
取り組みでは「打撃・関節技・崩し・投げ」を同時にやります。一つの技が打撃であり関節であり崩しです。それらの全てに対処する機能が落ちるのですから、脂肪が無い体型は弱点です。
脂肪が無いと風邪をひきやすくなり、治りにくくなるとも言います。体温調節と体力維持にバッファが無くなるので病気になりやすいわけです。健康だからこそ相撲という武術ができると考えると、適切な量の脂肪は力士として持っているべき財産であり資質であると思います。