核遺伝子異常とミトコンドリア遺伝子異常との相関を世界で最初に発表
ADH2遺伝子多型が女性の飲酒の強さを規定しているという事実を知っている医師は少ないでしょう。一方で、ALDH2遺伝子型は有名です。この2つを調べれば飲酒との関係、GLP1ダイエットの効き方が予測できます。
この内容をかいたら、昔の知人から「イイネ」をもらってました。そして、調べたら、こんな本がありました。これかそ、ALDH2遺伝子の研究になります。かつて、私が日本中の講演会でスピーチをしてきた内容です。
西洋人にはほとんどいない、日本人の多くを占めるお酒で顔の赤くなる体質。 これはアルデヒドをうまく分解できない「ALDH2不活性型」の特徴であり、稲作文化の歴史に関係して発達したものだった。
心筋梗塞・狭心症などに大きく影響するアルデヒドの危険性は、飲酒やタバコの煙によってさらに高くなる。
循環器内科の分野で数々の賞を受けた専門医が「お酒で顔が赤くなる人」が長生きに有利な点・不利な点を易しく解説し、
健康に生きるために必要な食事・禁煙をアドバイスする。
わかりやすいデータや実例も掲載。
という解説ですが、実は、この「ALDH2不活性型」の人は、アルデヒド毒性を作り安くし、ミトコンドリア遺伝子の異常を引き起こすというのが、私の世界で評価された新学説だったのでした。この発見は世界初!として評価され、私はその後の学問業績は、ここからスタートしています。そして、今では国際的にその功績は認められています。先見の目がある正統派の学者として。科学者として。だからなおさら、ミトコンドリアの新薬に期待をしているわけです。
こういう遺伝子検査も含めて、ダイエット外来を、生活習慣病予防外来にしていければいいな、、と考えています。
We speculate the trait of acetaldehyde accumulation on ALDH2 inactivity may favor mitochondrial DNA abnormalities, thereby worsening ATP production and impairing insulin secretion. この発見は世界中の糖尿病学者から驚かれたものでした。