ビクトーザ、あるいは、サクセンダ、では、低血糖は起こりません。
ですが、半減期が短い、バイエッタでは低血糖が起こることがあります。

特に、「反応性低血糖」をもっている女性においては、この傾向は顕著かもしれません。

胃の動きをゆっくりにしてくれるので、血糖値が急激に上昇することがなくなり、作用時間が長いビクトーザであれば、食後数時間たっても、その影響はのこるので、なんらかの血糖レベルが維持され、反応性低血糖を予防してくれます。

意外なのが、バイエッタの場合におこる低血糖症状です。厳密には、ＧＬＰ-１受容体作動薬は単独では低血糖を起こさないはずなのですが、バイエッタに関しては、いくつか報告があり、目出ちます。

もちろん、糖尿病があり、インスリン治療を行っていたり、ＳＵ剤を服用している場合においては、ビクトーザでも低血糖を併発する危険はあります。

主に、糖尿病非専門医、特に、美容外科医たちが、糖尿病患者さんを、ＧＬＰ１ダイエットの対象外としている主たる理由は、この低血糖をいかにおこさないか、を、熟知しているか、していないかの問題だったりします。