注射である理由
GLP1ダイエットで用いるリラグルチド、
商品名はビクトーザやサクセンダですが、それが、注射制剤である理由は、
「分子量」が大きいペプチドホルモンだから、です。
ペプチドは、口からいれると、アミノ酸に分解されてしまいます。薬としての形をのこさなくなります。ですから、注射制剤、しか、ない、というのが実状です。
経口セマグルチドといって、飲むGLP1製剤は、胃から吸収される特殊な装置を利用しています。小腸におりる手前で、吸収されてしまうため、かろうじて、ペプチドの形態を残し、作用するのだろうと推察されます。
また、分子量が大きいほど、皮膚の発疹などの頻度も高くなるようです。
リラグルチドも、投薬量が多くなるほど、そうした頻度は高くなるようです。
こうした現象を、「用量依存性」と呼びます。