糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

少量から開始。漸増法の意義。

ビクトーザもサクセンダも、一般名は、リラグルチドです。ここでは、リラグルチドとして解説します。


なぜ、リラグルチドは日本人では、0.3mgから開始するのか、は、糖尿病の臨床に基づきます。リラグルチドが日本で承認された時、アメリカ人の半量で同等の血糖降下作用が認められたそうです。もちろん薬の量が多くなって薬価が高くなるのは、メーカーも日本国も喜びません。


ですから、海外では、0.6mgスタートを半量の0.3mgからスタート。海外では最大投薬量が1.8mgのところを半量の0.9mgに、減らして日本ではスタートしたようです。


通常、糖尿病治療では、0.3mgを1週間、0.6mgを1週間と、1週間きざみで増量していきます。これは、インスリン療法などとの併用を考えると、突然、GLP-1受容体作動薬によってGLP1濃度が高まり、食事が食べられなくなるといった場合に、急変しないようにという、他の医療分野では考えられないだろう、糖尿病治療ならでは、の特殊性を考えると、当然の処置だろうと考えます。


ただ、抗肥満治療においては、その原則は、低血糖が起こらないという前提があるので、必ずしも厳守する必要性はありません。


一方、突然、大量のGLP-1受容体作動薬を注射すると、悪心、嘔吐が強くでます。これは、リラグルチドに限らず、他のGLP-1受容体作動薬はすべて同じです。


その作用が、視床下部にある食欲中枢に対する作用なのかどうかは不明です。胃の蠕動運動を抑制する作用が急激に強まり、そこに、もし暴飲暴食をしてしまうと、大変な気分不快感が起こることのほうが、要素としては、より強いのではないか、と推察されます。


初期の導入時は、焦らず、ひとつづつ、少しづつ慎重に「増量」して、つみあげていってください。


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