コロナ時代の、糸寒天 の工夫術
これも、実際の外来での会話です。なぜか、コロナ騒動の中にあっても、太らない、血糖もあがらない、という患者さんから、教えてもらいました。
まず、最初にやるべきことは、決意です。呼吸を落ち着かせます(糸寒天の呼吸!)。
そして、その上で、食事の中に、寒天を導入するという決意をします。
冬なので、体をあっためるために、汁ものが増えた、そのために、食事にアレンジを追加するという発想です。
その中に、カロリーが高いものをいれると、太るので、そこは工夫します。カロリーが高い食材は、できるだけ避けるようにと考えます。
具体的には、
汁ものの中に、「ゼロカロリー」の「糸寒天」(直径5mmくらいの細長い糸寒天)をいれるのがコツとのことです。
一般的に、寒天は、加熱していると、溶けてしまう。ですが、その性質を利用して、あえて
加熱しないと、麺の代わりになります。だから、麺の代わりを、作るようにと考えます。
それでいながら、寒天の中に、味がしみるので、食べた甲斐がある、お腹がいっぱいの感覚がでてくる、という状態を作ります。
==>結局、それだけで満足感がでます。
==> それで結果的には、コロナ時代の中でも、体重は増えない、やせることができる。
糖尿病外来で、肥満患者さんと、日々、リアルな会話をしていると、いろんな知恵を、患者さんから、教えてもらいます。美容整形外科の外来では、こういった地道な努力をする会話は、ないのでしょう。糖尿病肥満外来の会話の中では、こうしたやりとりが日常です。