長時間作用型グルカゴンで、痩せる
ADA(米国糖尿病学会、2020)、6月13日、発表の内容です。
P−1925
Beneficial Effects of a Novel Long-Acting Glucagon Analog, HM15136, on Obesity and Obesity-Related Metabolic Disorders in Animal Models.
昨年は、グルカゴン/GLP1受容体作動薬の報告がありました。今年は、GLP1作用がなくして、Glucagon だけを作用させる薬剤です。
オゼンピックをしながら、この新薬を注射すれば、併用療法ができますから、相乗効果を出せるようになります。
血糖値があがるようなら、オゼンピックの投与量を増やし、HM15136の投与量を減らします。
血糖値があがらないようなら、その逆を、行います。
つまり、糖尿病専門医であれば、最も最適なレベルでチューニングすることができます。車の運転をするようなイメージで、ダイエット治療ができます。そして、その時の目安は血糖値です。
こういう世界に入ると、美容外科が真似できない、糖尿病専門医ならでは、の、ダイエット治療法ができることでしょう。