ビタミンDは骨の発育を正常にします
「 完璧活用 ビタミン BOOK 」の 連載
ビタミンDは、骨や歯の成長に欠かせないビタミンとしてよく知られています。ビタミンDは、骨から血液中へのカルシウムの移動をスムーズに行い、血液中のカルシウム量を一定に保つ働きをしています。血液中のカルシウム濃度が高まると、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ物質が分泌され、骨を丈夫に守ります。
また、血液中のカルシウムとリンを腸からとり入れる腸内吸収を促し、同時にリン酸を動員してカルシウムと結合させ、骨に付着させて骨を丈夫にするという働きもあります。
この働きがホルモンによく似ているため、ビタミンではなく、ホルモンだ、という学者もいるくらいです。
出典 完璧活用 ビタミン BOOK
鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行