糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

サクセンダとWegovyは、脳内分布が異なるGLP1です。

欧州糖尿病学会2020の発表から引用します。


サクセンダ、つまり、リラグルチドは、オゼンピックあるいはWegovy、つまり、セマグルチドと比べて、脳組織内へ侵入される分布が異なるという点が報告されました。
結論を簡単にいうと、セマグルチドのほうが、リラグルチドよりも、より広範囲に脳組織に分布し作用する可能性があるということです。


この、ふたつのGLP1製剤の違いは、ただただ単に半減期だけの違いでは説明できない、という内容でした。


確かに、実際、サクセンダが処方されている患者さんと、オゼンピックが処方されている患者さんとでは、目的とするものが異なる気がします。


サクセンダは「体重」「減量」に絞った効き方をします。会話はシンプルです。
「食欲が低下しました。お腹が空かなくなりました。」よって「体重が落ちました」と、いたってシンプルです。


ところが、一方で、オゼンピックは、「食生活全般に対する興味をなくす」という表現を、患者さんたちはします。それによって、生活の質が低下するきがする、ということで、中断してしまった患者さんもおりました。


オゼンピックは、精神的な情緒に対しても影響を及ぼすという「神経系障害」を起こすこともしられています。特に、頭痛の頻度は多く、1〜5%。次に、不動性めまい。が起こります。頻度不明ですが、「味覚障害」も起こりえます。


このコロナ禍の中で、「味覚障害」が起こったら、とんでもない騒ぎになることでしょう。ここは「要注意」です。


あと、サクセンダは便秘が多いのに、オゼンピックは下痢のほうが頻度が高いです。実臨床でも、そうです。なので、オゼンピックとオルリスタットとの併用は薦められないというのも欠点です。


こうした背景も、しっかり踏まえた上で、正規の抗肥満製剤「サクセンダ」の治療を継続してください。今後、こうした2製剤の違いが強調されて、違いが説明されてくることでしょう。



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