脂肪肝を治す、GLP1/GIP/Glucaon,トリプル作動薬
アメリカ糖尿病学会2020では、脂肪肝を治すための、新薬、
GLP1/GIP/Glucagonの、3つの効果に対するトリプル受容体作動薬の開発成果も発表されていました。HM15211,という名称です。まとめて、ご紹介します。
1803-P — 2020 ADA
Antifibrotic Effect of a Novel Long-Acting GLP-1/GIP/Glucagon Triple Agonist (HM15211) in BDL-Induced Liver Fibrosis Mice
1804-P — 2020 ADA
HM15211, a Novel Long-Acting GLP-1/GIP/Glucagon Triple Agonist, Exhibits Anti-inflammatory and Fibrotic Effects in AMLN/TAA–Induced Liver Inflammation and Fibrosis Mice
1830-P — 2020 ADA
Therapeutic Effect of a Novel Long-Acting GLP-1/GIP/Glucagon Triple Agonist (HM15211) in CDHFD-Induced NASH and Fibrosis Mice
昨年、欧州糖尿病学会2019年に、この新薬の発表を目にした時には、度肝を抜かれました。なぜなら、アルツハイマー病や、パーキンソン病の治療薬として、発表されていたからでした。
今年は、一転して、脂肪肝や肝硬変に対する予防薬としての開発に方向転換したようです。
将来は、「脂肪肝になる心配すら、しなくてよくなる時代」になるのかもしれません。ダイエットは、どんどん、簡単に、薬で、できてしまう時代が実現されようとしています。
フォアグラは、自由に作ることもできれば、消すこともできる、、そんな時代になりそうです。