糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

R○○○は美容ダイエット向きではない。

以下の記事、Quoraからです。要するに、R○○○は、美容ダイエット向きではないということなのですが、CMを見ると、錯覚してしまいます。それにしても、地獄のような赤字なのに、テレビCMを、どんどん出しているという事は医師の私には理解しがたいものがあります。







株式会社RIZAPグループが地獄のような赤字です。どこが最大の失敗だったのでしょうか?社長はどこへ向かいますか? - Quora


今の時代,企業の価値としては,多くのブランド品と同様,本質的にいいもの,であるのと同時に,多額の費用を掛けたコマーシャルなどで「有名」であることが重視されています。このうち,ライザップは,富裕層向けの新しいビジネスモデルを採用すると共に,例のビフォーアフター広告により,企業価値に比べて非常に有名となりました。


その後,ライザップは,国際会計基準を採用した上で,企業買収による「負ののれん」(簡単にいうと,会社を買い取った側が,買われる会社の帳簿上の純資産よりも安く企業を買えた場合,その差額を買った側の利益として計上できるという会計処理上の概念)の計上を繰り返すことにより,帳簿上の利益を,所謂通常の稼ぐ能力よりも大きく見せる経営を繰り返しました。


このような経営は,買収した企業に想定したとおりの安定的なキャッシュフローがあればうまくいくのですが,逆の立場になってみれば分かるとおり,企業の純資産より安い値段で企業を売る側にとってみれば,それは急いで売らなければならない理由がある訳で,安定的に利益を蓄積することはできませんでした。


また,上記のような目的による買収であるが故に,本業とのシナジーの有無など,経費節減効果と利益増大効果を冷静に分析した上で買収をすることよりも負ののれん狙いで買収機会を逃さないことを優先したために,買収後時間が経つと,当然のことながら経費を節減できることもなく,かつ利益が増大することもなく,利益率が低下していきました。


これに対応するため,ライザップの社長は,2018年6月,プロ経営者として名声の高かった松本晃氏を代表取締役として招き,経営環境の改善を図りますが,わずか半年で代表権のない役員となり,翌2019年6月には別会社に転出してしまいます。


松本氏は,買収した企業群から,本業での利益を生み出せる会社を伸ばし,その他の会社は整理するという正攻法で改革を図ったといわれていますが,そういう経営方針は社長の意に叶うものではなかったようです。


また,本年2月に発表された1~3期の決算短信には,想定した利益がなくなったことによる繰り延べ税金資産の取り崩しによる税負担の増加という理由で赤字転落を報告し,本年6月10日発表された決算短信によれば,前期より減少したものの,60億円余りの損失を計上しました(ただし前期は190億円以上の損失でしたので,大分改善しているとはいえそうです。)。なお,主要事業のうち,美容系は減収減益,ライフスタイルとプラットフォームはわずかに利益確保となっており,営業損失は70億円という結果でした。


なお,決算短信では,継続企業の前提に関する重要事象等が指摘されています。


会社の将来は,上記のような点から予測するほかなく,現時点では構造改革真っ盛りであって,今後の成長は,本業である美容事業のキャッシュフローと,構造改革の結果によるというほかないのではないかなと思います。


何が失敗だったかといえば,買収する企業の稼ぐ力と,本業とのシナジーに対する検討が不十分なままM&Aを繰り返し,実態の乏しい負ののれんを計上したものの,翌期以降は実力通り赤字を出すことが多く,本体の実態資産が徐々に流出してしまったことが最大の理由であると思います。

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