ガリーVSドクタースズキ

○ 食生活と嗜好品 ○  　

Dr.鈴木　なるほどね。ところで、本当に試合中に低血糖はこないの。

ガリー　 試合前や試合中は十分気をつけているから、試合中に低血糖がくることはないんだ。これまでにもたった一度しかないよ。そして試合が終わって1時間後に低血糖になることが多いから、必ず食事をするようにしているし。

Dr.鈴木　君の場合には、運動量が多いから食事にも気をつかうだろうね。

ガリー　 食事の量よりも、食べる時間が大事だと思うんだ。とくに試合のあとだね。

Dr.鈴木　食事にはどのような注意をしているの。

ガリー　 ずいぶん気をつけているよ。なるべく繊維の多いものを食べるし、油の多い蒿エネルギーの物は避けるようにしている。それに砂糖の多い物とか、甘い物は避けるようにしたりね。

Dr.鈴木　アルコールはどうしているの。

ガリー　 僕はもともとハードなさけ、つまりウイスキーとかは飲まないようにしているから、大きな問題にはぶつかっていないよ。アロコールをがぶ飲みしなくったって、楽しいことはほかにもたくさんあるしね。酒なしでは自分をコントロールできない人もいるだろうけど、糖尿病をもっている以上、それは乗り越えなければいけない問題なんだ。アルコールをやめたら首になったという野球選手はきいたことないしね。

Dr.鈴木　でも、全くアルコールを飲まないわけでもないんだろう。

ガリー　 たまにはビールなんかを軽く飲むよ。、つきあい程度にね。でもアルコールを飲まなければ、気分が落ち着かないとか、そういうことはないよ。けっこう、うまくできるもんさ。

Dr.鈴木　ところで、日本の料理はどう。

ガリー　 大好きさ。なんでも、てんぷらもおそばも。とくに寿司は好物だしね。刺身も食べれるよ。でも、納豆だけは駄目だけど。

Dr.鈴木　納豆？　納豆は駄目？　どうして。

ガリー　 匂いが気持ち悪くて。でも本当のことをいうと食べたことないのさ。今度一度試してみたいとは思うけどね。

Dr.鈴木　じゃあ、納豆だけはやめにして、また一緒に食事しようよ。今度は君の奥さんもいっしょにね。

ガリー 　ＯＫ。子供たちはベビーシッターにまかせてね。

ナイスコントロール ! - ガリクソン投手のおくりもの
ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著)
医歯薬出版株式会社

supported by 放射線技師 Ｈ