●　全体的に食事量が減り、ご飯の量も減ります。

外食カロリーBookの、コンテンツを見ていただくと、わかるように、外食では「ごはん」を減らして調節するのが、最も簡単です。そのためもありか、GLP1を投与していると、ご飯の量もへります。ご飯が３分の１くらいになったという方もおられます。全体のエネルギーとしては、３０％の減量になりますが、ご飯は残しやすいため、３０％以上に、残すということになります。この背景には、単純に、量が食べられなくなったので、単純に、ご飯ですら、途中で箸が止まるようになる、、ということのようです。

●　清涼飲料水は、もちろん、カロリーゼロを。

清涼飲料水も、飲みたいと思わなくなってきます。飲む時はカロリーゼロを選ぶのですが、それを選別して自販機から取り上げるのが面倒になります。だったら、別の飲み物でいいや、と思うようになります。清涼飲料水のかわりとして水とコーヒーを飲む量が、増えるようになってきます。コーヒーは、ノンシュガーでも、おいしく感じるようになります。普段の食事が、贅沢でなくなる分、間食にも、贅沢感を求めなくなります。

●　たまには、油っぽいものが食べたいというくらい、油を食べる頻度が落ちる

油っぽいものは、滅多に食べたくなくなります。もちろん、ご馳走として目の前にだされれば食べられます。でも、高級品を一口で十分になります。頻度も、週に1回になったりしますし、普段は、あっさり系か、簡単系の料理が好きになります。まれに、そして、たまに、油っぽいものを食べたくなる時はなくはないです。体は、やはり油を欲する時があります。そして、蛋白質は、肉よりも魚や野菜が好きになりますが、それも、自然に油脂をさけているためかもしれません。

○　運動した後の疲労感がない。

運動をしても、疲れないのは当然で、GLP1は膵臓からインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑制します。つまりは、筋肉内に、グリコーゲンをためやすい状態を作ります。だから、運動しても、たまったグリコーゲンが消費されるので、快適だし、疲れないわけです。さらに、血糖値がさがりますが、低血糖にはなりません。ですから、低血糖ぽくなって、疲れるというデメリットもありません。運動もしやすくなって、消費エネルギーを気にするようになり、それが減量と相関することを理解し、その上で、体重が減りやすいことが、そのメカニズムが、なんとなく解るようになります。おまけに、心地よい運動ができますから、よく眠れるようにもなります。

○　会食に、誘わなくなることもある。

外食はカロリーが多い、て事を知るようになります。ですから、以前は、会食をすることがあったが、今は、自分から外食に誘うことがなくなった、外食の機会が極端に減ってしまった、という患者さんも、おられます。食材をかう経費も削減できるので、食費にもやさしく、真面目に「食費が浮いた分だけ、サクセンダを継続したいです。」と言われて、今でも継続されておられる方がおられます。