GLP1タキフィラキシー(6)again
GLP1注射製剤は、様々、あります。
バイエッタ、リキスミア、ビヂュリオン、ビクトーザ、トルリシティなどが主たる製品です。この中で、ビクトーザ、つまり、リラグリチドだけがGLP1タキフィラキシーが強いので、痩せにくいとされていたわけです。
ですが、そこを、逆手にとって、1日1.8mg以上、よって、2.4mg、3.0mgまで増量していったら、悪心、嘔吐が起こらず、食欲中枢だけを抑制する「新薬剤」になるということを発表したのが、NEJMという雑誌での、「サクセンダ」についての、糖尿病でない人を対象とした、「抗肥満治療試験」であったわけです。
そして、発表された「減量曲線」が下の図のようになりました。