糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

外科肥満手術プラスGLP1ダイエット

外科手術は、確かに確実ですが、逆流性食道炎を併発したり、体重減少が成功しなかったり、体重がプラトーになったり、あるいは、結局、もとにもどってしまう(weight recidivsm)を起こしてしまうことも、それが広がるごとに知られるようになってきました。そこで、一度、肥満外科手術を受けた人が、GLP1治療をうけたら、どうなるか、を臨床研究した論文を紹介します。


Efficacy of High -Dose Liraglutide as an Adjunct for weight loss in patients with prior Bariatric Surgery. Obesity Surgery (2018) 28: 3553-3558


を翻訳してみます。


対象は、33名の連続して後ろ向きに観察できた対象者で、年齢は18から65歳。既に、過去に肥満外科手術を受けていた人たちでした。


適応とされる条件は、最も最低となった体重から10%リバウンドし体重が増加している場合、あるいは、減量効果が20%未満で留まってしまっている場合、あるいは、目標に到達していないと考える人たちを、対象として選んだ。


結果を先に話すと、、、


最終的には、20名が、上記の条件に合致して、治療を続け、解析されました。その結果、16週目では、さらに体重が減ったのは、ー7.1%の減量ができ、28週目では、−9.7%の減量ができ、いわゆるダイエットに成功した、という結果になりました。


BMIとしての変化は、16週目では、−3.5 kg/m2 であり、28週目では、−4.7kg/m2でした。


結論としては、シンプルで、肥満外科治療をうけた人では、その時点で、既に、
GLP1が高濃度であるはずですが、さらに、追加の、GLP1を投入することで、追加効果が期待できる、という内容です。


20名の体重の推移が記載されてあり、最も低いレベルで、手術前が96.8kg。
外科手術プラスGLP1治療で、最終的には、81.6kgまで減少。
最も肥満していた人では、207kgの体重が、最終的には、120kgまで、減少したという脅威的な結果でした。


肥満治療は外科と内科がタッグを組む、時代になったのか、という実感ですが、海外のデータは、それにしても、最低でも97kgから開始なので、参考になるのか、どうか、、は、やや不安な点が多いようです。


PS. イラストは、

のサイトより引用。

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