アメリカで承認されたQW製剤は、2型糖尿病の薬
FDAで、認可されたのは、オゼンピック(QWとは、1週間に1回製剤)は、2型糖尿病の薬としての、GLP1製剤としてだけです。Diabetesというのは、2型糖尿病のことです。I型糖尿病には、適応がありません。
CMですら、注意事項が何個か、指摘されています。一般人の肥満には、承認をとっていません。アメリカでも、きちんとした「抗肥満薬」は、サクセンダだけです。糖尿病専門医でない医師が処方すると、眼底出血の他、脱水、腎障害などが、心配されます。
眼底出血が起こる最も危険ですので、糖尿病外来では、この薬を処方する時には、頻回の眼底写真を撮影する方針でいます。痩せても「失明」したら、もともこもないですから。膵炎なども言及されてます。胆石、膵炎などは内科の疾患です。副作用が起こっても、1週間、持続してしまうことも心配です。
糖尿病と診断されていなくても、いわゆる「かくれ糖尿病」がいる可能性があります。食後だけ高血糖の状態です。そうした肥満者において、絶対に、眼底出血を起こさないとは、まだ言えないのです。その意味で糖尿病専門医が、しっかり処方する薬です。
FDA approves Novo Nordisk diabetes drug Ozempic1
FDA approves Novo Nordisk diabetes drug Ozempic1
Ozempic Commercial (2018)
フランスでも、糖尿病の薬として、紹介されています。ポイントは、体重ではなく、HbA1cの低下です。フランス語のわかるかたは、ご覧ください。
Ozempic (Sémaglutide )en comprimé très prochainement ...avant la fin 2018 !!