ナイシトールのＴＶコマーシャルをみるたびに、この内容が、現実の臨床で、言えるようになる時代がくる、と思ってます。その根拠は、「Ｉｍｅｇｌｉｍｉｎ」という薬剤です。

2型糖尿病治療剤「Imeglimin」の第3相試験で良好な解析結果　ミトコンドリア機能を改善する新たな機序の新薬 | ニュース／最近の関連情報 | 糖尿病リソースガイド

各種のニュースが発表されています。この薬は、血糖をさげるだけでなく、脂肪を減らします。おそらく、内臓脂肪を減らすのでしょう。脂肪肝を改善します。つまり、「お腹の脂肪を落とす」と言える世界初の、「医療用医薬品」なのです。その承認申請がまじかのようです。

なぜ、それが近いか、というと、アメリカ糖尿病学会（サンフランシスコ、２０１９）の発表から今日まで、この薬剤に関する発表が、一切、ないからです。

新薬の場合、本当に市場に出る前は、全てを「機密」にします。「機密」になっている、イコール、市場にでてくる可能性が高い、というように、私たちは解釈します。

イメグルミンは、ほとんど、副作用らしき副作用がなさそうです。市販されるまで、実際のところは誰も知りませんが。

もし、全く副作用がないのであれば、将来は、「ナイシトール」にかわり、「イメグルミン」が、テレビで宣伝される日がくるかもしれません。