正しいダイエット実践の基本② “1日に必要なエネルギー“よりも、少ないエネルギーの食事をとります。
最後のダイエットの連載
痩せるためには、摂取エネルギーを消費エネルギーより少なくすれば、いいかえれば、摂取エネルギーと消費エネルギーの差がマイナスであればいいわけです。
ところが、摂取エネルギーにせよ、消費エネルギーにせよ、実際は、当然、個人差もあり、日々違いも出てくる、つまり毎日揺れ動いている数値です。しかも、算出するには、各個人毎に、ある期間、毎日毎日の食事の総エネルギー量や、行動のそうエネルギー量を出して、その平均を割り出さなければなりません。これは現実問題として、なかなか難しいことです。
そこで、やせるためには、摂取エネルギーを“1日に必要なエネルギー”にできるだけ近づけていく、という方法をとります。言い換えれば、1日の総エネルギー量を、“1日に必要なエネルギー”と同じか、それ以下に抑えるわけです。“1日に必要なエネルギー”とは、当たり前の日常生活を前提とした、健康に生活するために最低必要なエネルギーのことです。
つまり、このエネルギー量で生活すれば、長期的には、余分な体脂肪がいっさいなくなっていくはず、というわけです。“1日に必要なエネルギー”は、標準体重1kgあたり、おおよそ25kcalとされています。したがって、各個人ごとに、次に示した計算式で算出する事ができます。
出典 最後のダイエット
鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行
