糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

脂肪肝さへ無くなれば、

脂肪肝は、肥満と密接な関係にあります。実際、脂肪肝(NAFLDと言います。)をもつ患者さんの、男性は44%、女性は53%が、糖尿病です。


男性の57%、女性の76%が高血圧をもっています。
男性の83%、女性の80%が脂質異常症をもっています。


そして、男性の73%、女性の66%が、「肥満」を合併しているわけです。


ですから、「脂肪肝を治す治療法」という目的で、薬を開発すれば、これら、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満も、いっきに治す薬として応用される可能性があり、その市場規模は、計り知れません。(Shima et al. Hepatol Res 45: 548-559, 2015) 。


こらの中でも多変量解析をして、脂肪肝と特に相関性が高いのは、
BMI Odds Ratio 6.3
空腹時血糖  Odds Ratio 3.1
中性脂肪  Odds Ratio 3.6
の3つとされています。( J Gastroenterol. 2003, 38: 954-61 )


さらに、2005, 肥満研究、で発表された太田らの発表では、BMIが24以上になると、急激に、脂肪肝が増えていく、という報告もあります。BMI25といったら、糖尿病患者の半数以上です。


そして、最近の日本では、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の人口は、約2000万人。そのうち、ただの脂肪肝(NAFL)は、約1800万人、脂肪肝炎(NASH)は、約200万人とされています。NASHになると、どんどん、肝臓疾患は進行していくことが知られていますので、いかに、その前の段階で、止めるか、ということが、世界中の大きなテーマになってきました。(日本肝臓学会編:NASH:NAFLDの診療ガイド。文光堂、p3.2015より)。


こういう考え方から、おもいきり、新薬に近そうな薬は、Cotadutide(GLP-1/GCG Receptor Co-Agonist)かもしれません。


アメリカ糖尿病学会2020では、ふたつの発表がありました。昨年の欧州糖尿病学会2019では、「脂肪肝を治す薬」として発表されていましたが、とうとう、糖尿病分野にも進出し、2型糖尿病での臨床試験の結果も報告されていました。


グルカゴン、目が離せなくなってきました。


1800-P — 2020 ADA
Cotadutide, a GLP-1/GCG Receptor Co-Agonist, Improves Insulin Sensitivity and Restores Normal Insulin Secretory Capacity in DIO Mice


951-P — 2020 ADA
Cotadutide (MEDI0382), a Dual Receptor Agonist with Glucagon-Like Peptide-1 and Glucagon Activity, Is Well Tolerated (<600 µG) with Robust Effects on Blood Glucose in Patients with T2DM


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以下は、2019年の発表でした。



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