アメリカ糖尿病学会、Tirzepatide 対象は日本人
(リブログ)学術記事
アメリカ糖尿病学会2020で、発表がありました。Tirzepatideの、しかも、日本人における臨床研究が発表されていました。June 13, 2020 10:00 AM。発表されたのが、アメリカのシカゴでの、この時間です。とても、日本時間では聞けませんでしたが、内容は理解しました。おそらく、日本人の研究なので、どこかで今後は、日本語で解説されると思います。
969-P — 2020 ADA
Effects of Tirzepatide on Meal Intake and Appetite in Japanese Patients with Type 2 Diabetes
結論だけ。。にします。
悪心、嘔吐などは、ほとんどなく、安全に、血糖値をさげますし、その時、とっても食欲を無くしてしまうことができる薬剤である、、、ということです。(しかも、用量依存性に、です。)
一言でいうと、
「食べたくなくなる薬」
です。「食欲」という「欲」を、自由にコントロールができる、、そんな時代が訪れようとしています。
日本人って、食材が豊富で、食べる種類も沢山あって、その意味では、幸せな民族であるはずなのに、その日本人を対象にして、「食べたくなくなる習慣」をつけようとするのですから、もしかしたら、これは、本当に、日本人にとっての、抗肥満薬として承認される可能性がある薬剤になるかもしれません。
おそらく、サクセンダ、オゼンピックを発売しているノボノルディスク社が、最も、脅威と考えているのは、この新薬であろう、、そう思います。