糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

サクセンダを長く注射して大丈夫? 特に、癌は?

サクセンダは、もともと、一般名が、リラグルチドです。1日1.8mgまでなら、日本国でも糖尿病治療用として、ビクトーザとして商品名となり、発売されています。そして、糖尿病の発症を予防します。ですから、サクセンダを長く注射していれば、糖尿病も予防し、肥満も予防します。


では、糖尿病や肥満について、癌との関係は? と言われると、有名な事実が知られています。糖尿病があると、癌になりやすいのです。だから、私たちのクリニックでは、人間ドックを通院患者さんにお薦めし、何度も、癌の早期発見をしてきました。これまでに癌をみつけた例数は、数えきれません。


では、糖尿病では、どういう癌が多いか、というと、世界的には、糖尿病でない人を1とした場合、


肝臓癌は、2.5倍。/  子宮体癌 2.1倍。/  膵臓癌 1.82倍。/  大腸癌 1.3倍。/  膀胱癌は1.24倍。/  乳癌は、1.20倍です。糖尿病で唯一、糖尿病でない人より少ない癌は、前立腺癌だけ、です(0.84倍)。


私たちのクリニックのナース4名のうち、1名は、国立癌センターで勤務してきており、癌への造築が深いスタッフがいるのも、これも、糖尿病や肥満を専門にしているクリニックだから、という理由を、これでご理解いただけるのではないか、と考えます。


上記に記載したのは、海外でのデータでしたが、日本でも、似ている傾向は認めます。
日本国内で行われた8つのコーホート試験のプール解析(男性:155,345名。女性:189,792名、平均10年間追跡)の結果においても、


肝臓癌は、1.97倍。/ 子宮内膜癌 1.84倍。/  膵臓癌 1.85倍。/  大腸癌 1.40 倍。/  膀胱癌 1.28 倍。/  乳癌は、やや海外より少なく1.03倍。


と似た傾向がありました。ただ、乳癌だけは、海外より、やや少ないのは肥満している女性が少ないからかもしれません。


つまり、サクセンダを注射しつづけていれば、糖尿病にもなりにくくなり、肥満も予防し、肥満・糖尿病関連の癌の発症率は減るはず、という事になるわけです。


ただし、この結果を証明するためには、サクセンダを継続して、10年継続した人と、継続しなかった人とを比較しなくてはいけないので、日本では、まだ結果がでていません。海外でも、まだです。ですが、論理的には容易に類推できますし、確率論的にも推測できますが、統計的データが備わっていないだけだろうと、考えます。


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