糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

認知症予防に応用?

欧州糖尿病学会では、Glucagon/GIP/GLPアゴニスト、つまり二つではなく3つの腸管ホルモンを利用すると、アルツハイマー病などの予防に有効という動物実験が発表されていました。このTwinではなく、Triple Agonistは確かに将来、有望です。韓国のHanmiという会社が開発中です。ところがこの会社の株価は低下気味です。3つの作用を併せ持ち、糖尿病、肥満治療のみならず認知症の予防にすらなるのであれば、将来性は疑いないのになぜ株価が上がらないのだろう、と不思議に思ってました。


しかし熟慮すれば1つの薬剤で3つの効能を持たなくてもすむのかもしれません。
すなわち、
GIP-GLP1アゴニストを注射し、同時に、Cotaglutideのような、Glucagon-GLPアゴニストを注射し2剤を併用すれば自然と、Glucagon/GIP/GLP1アゴニストを体内に注入していることになります。さらに、どれも1週間に1回の製剤です。


確かに「GLP1ダイエットだけで、意識がはっきりして、張り合いがでました、先生」
と言われる方が外来にはおられます。認知力が向上していたようです。ですから将来は、こうした2剤を併用することで予想だにしなかった中枢作用の治療ができ、GLP1治療は認知症予防に役立つ時代がくるかもしれません。


そうなってくれば、美容内科医の参入など、おさらばかもしれません。認知症やパーキンソン病を扱う「神経内科」の専門医たちが、この世界に参入を表明することでしょう。いずれにしても「内科診療」としての枠は拡大します。


糖尿病にはなりにくくなり、痩せて美容体重まで目指せて、認知症になりにくくなる、パーキンソン病を予防できる治療法は、考えれば普段から手がけている「内科医」の仕事です。むしろ内科医の専門分野、得意領域となります。


その頃には、GLP1を高値で売りつける事しか能がない「美容外科医」達は淘汰されているかもしれません。私たちのような、真面目な内科の専門分野の医師たちが、しっかりとしたエビデンスをもとに治療を始めているだろうと思います。


あと3年後が楽しみです。


PS.


(イメージは2階だてバスです。1階は、GIP-GLP1アゴニスト、2階は、GlucagonーGLP1アゴニスト。この2剤を併用すれば3つのホルモンに作用します。血糖をさげる作用は抜群でしょう。2ヶ月あればHbA1cは2%以上は低下。2ヶ月あれば、8kgの体重減少も夢ではなくなるかもしれません。ただし相当な高度の臨床テクニックが必要とされるので美容外科医たちは、ついてこれないかもしれませんね。かわりに、多くの内科医が参入を表明してくる画期的な医療世界ができてくるかもしれません。)


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