抗肥満薬が及ぼす社会的な好影響
私のブログをみて、恐怖!と思っているのは、糖尿病関連の製薬メーカーだけではなさそうです。
肥満に関係した、例えば、
高脂血症 (内分泌代謝内科、特に、中性脂肪が高い時の治療)
高血圧 (循環器内科)
睡眠時無呼吸症候群 (呼吸器内科)
脂肪肝 (消化器内科)
など、肥満と直接的に関係した薬や治療薬を発売を考えている製薬メーカーにとっては、大きな波紋だそうです。かつ、内科医の各専門分野の医師たちの医療にも、影響を及ぼすことでしょう。
もし、肥満が改善すれば、こうした肥満関連疾患の市場も縮小するから、無視はできないです。深刻な話になるかもしれないとのこと。確かに、生活習慣病の一番、上流を抑えるのですから、下流にあった疾患の人口も減ります。当然、それに関係した製薬メーカー、医療機器メーカーにも影響は、及びます。
痩せれば、降圧剤、高脂血症の薬などが不要になるかもしれません。睡眠時無呼吸症候群も治り、CPAPをしなくても、すむかもしれません。だからです。製薬メーカーが恐れるのは。。。
他にも、
肥満専門の衣類メーカー
肥満関連グッズをビジネスにしているお店
などにも影響がでるかもしれないとのこと。。
こんなに大きなメリットがある治療法なのに、なぜ、日本の厚労省は、抗肥満薬を認可しないのだろう、、、と、ある大手企業の社長が話しをしていたことを、ふと、思い出しました。
肥満を改善すれば、他の疾患も、ドミノ倒しのように、治ってくるはず、と内科医であれば、そういう発想をします。