糖尿病療養指導士ナースTです。 今回はダイエットを成功させるための食生活の行動療法についてお話しします。 太る原因に、ちょっとした「ずれ」と「くせ」の積み重ねがあります。 まず、「ずれ」の例です。 「たくさん食べているつもりはない」という人のランチは、サンドイッチとサラダ。 でも内容を詳しくみると... 続きをみる
2019年12月のブログ記事
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サクセンダを用いたダイエットは欧米では、「境界型糖尿病」(prediabetes) を用いて行われていますし、「健康正常人」(normoglycemia ) に対しても行われています。原著の曲線カーブをみると、減量曲線は、どちらも同じ比率で下がっています。 この事実は、よく考えると驚きの事実とも言... 続きをみる
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Apple の社員の方から、アメリカでは、Apple Watchが心電図計として承認をうけたので、心電計として使えるという話題を聞きました。まさか、と思っていたら、Quoraの記事をみつけました。 Apple Watchには心電図アプリがあるんですが、日本では使えません。理由は医療機器の認定が必要... 続きをみる
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GLP1ダイエットを始めるにあたり、役立つ動画を正式にプロに依頼して、アップすることにしました。まず手始めは、これまで私たちクリニックスタッフが制作してきた動画のアップから開始、になります。が、今後は、プロフェッショナル テーストの動画を、どんどんアップしていきたいと考えています。どういう動画に... 続きをみる
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一般に、「分子量が小さいGLP1製剤」と、大きい「GLP1製剤」があります。 分子量が、小さいGLP1受容体作動薬は、 バイエッタ(エクセナチド) 4kDa リキスミア 5kDa リラグリチド (ビクトーザ、サクセンダ) 4kDa セマグルタイド 4kDa です。Daは、ダルトン、と呼びます... 続きをみる
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日本の糖尿病の現状を示したJDDM研究のデータをよく見ると興味深い事に気がつきます。それは以下のBMIを示したグラフです。2003年から2013年頃までは、インスリン治療を中心にした医療が中心でした。食べてはインスリンを注射する、そんな風潮がありました。極めつけは2型糖尿病に対する強化インスリン治... 続きをみる
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もし、韓国のように、サクセンダが国の承認薬剤として認可されているのであれば、かなりの「抜け穴」ができることになります。 つまり、保険を使ってサクセンダを処方してもらうには、一度だけでいいから、肥満になった既往、事実があればよいわけです。 であるならば、一度、おもいきり食べて運動しないで、BMIを2... 続きをみる
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これは、どんどん糖尿病臨床の現場が変化しつつあることに他なりません。 以下の図のように、毎年、毎年、血糖の指標であるHbA1cも低下傾向になりました。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ そして、高齢者においても、長生きをする糖尿病の高齢者が増えてきました。... 続きをみる
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先日、福岡大学医学部 内分泌、糖尿病内科の、準教授、野見山先生の講演を聴いて、その後、会食をしました。そこで驚いたのが、糖尿病の患者さん、肥満の患者さん向けのお薦めの清涼飲料水は、「アクエリアスゼロ」だったのでした。私と全く同じです。人口甘味料はありますが、その害は砂糖の害より統計的には少なく、か... 続きをみる
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消えたと思った大手美容系クリニックの宣伝が背景色を変えて復活。この過去ブログを参考にされてください。 背景色が青色から白色になっていました。美容皮膚科の医師は、表面の色にこだわるみたいですね。内科医は、内面とか、中身とか、サイエンスレベルには、こだわります。 それにしても不思議なのが、トルリシティ... 続きをみる
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メトフォルミンは、アメリカではオフラベルドラッグの抗肥満薬として、もっとも売られている薬剤のようです。それは、以下のPDFでも紹介しました。 アメリカ糖尿病学会(サンフランシスコ)では、以下の図が発表されてました。 糖尿病予備予備軍(PrePreDiaberes)を治療する、という国際糖尿病学会の... 続きをみる
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フランス語が好きだったものですから、昔、フランスのリオンにいって1週間ほど滞在した事があります。ブドウ畑の真ん中で、農業そのものという生活の中で暮らしました。昼にはブランチがでてきて当時はお酒を飲めない18歳でしたから、ワインは飲まずにブランチをいただきました。 その時、初めて「1日2食が普通です... 続きをみる
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ミトコンドリア改善薬、であり糖尿病の新薬であるイメグルミンの話題が、そろそろ糖尿病の臨床家仲間でも話題になってきました。ですが、ほとんどの医師たちは、ミトコンドリア機能改善薬を、アンチエイジングと結びつけて考えているようです。ですが、本質は、もっと専門的になります。 まず、アンチエイジングに対する... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q51 味付けが濃い食事は太るって本当ですか A 味付けが濃いということは、調味料の塩や砂糖などの分量が多いということです。減塩などをした薄味のおかずだからといって、即ダイエットにつながることはありません。 しかし、おかずの味が濃いと、ついつい御飯を食べ過ぎてしま... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q50 インスタント食品はダイエットの敵というのは本当? A 市販のインスタント食品やレトルト食品、チルド食品、冷凍食品は、いずれもみんなの口に合うように、ラードのような油脂類を比較的多く使い、口当り良く仕上げてあるようです。 そのため、家庭で同じものを作るよりも... 続きをみる
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食べるのが、面倒くさくなる。食べなくても、なんとかなるという感じ。 油ものが食べると、気持ちがわるくなる。 お酒は量を飲めなくなる。 食べながら飲むので、食べるものが減ったら、お酒も減る。 ご飯を減らせば、体重が減るだろうと思う。自然に食事療法ができている。 しつこいものは、食べたくないし、結局は... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q49 コーヒーはダイエットの敵というのは本当ですか A 要は飲み方が問題なのです。 ブラックで飲むなら、エネルギー的には問題ありません。 ただ、砂糖、ミルクなどをたっぷり入れれば、もちろんエネルギーはアップしますし、それ以上に問題なのは、そんなコーヒーを飲み続け... 続きをみる
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糖尿病の未来の新薬では、こういう会話が普通になるかもしれません。だから、痩せるにきまっています。「減らしてください」とは「投薬量を減らしてください」の意味です。なお、どの薬なのかは秘密です。 糖尿病の外来で、こういう会話が始まった時、本当に、糖尿病専門医は一般の肥満やダイエットにも応用しないのでし... 続きをみる
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逆流性食道炎がある方の場合の処方は、きわめて注意を要します。導入時からサクセンダは、あぶなくて処方できません。一部の美容外科クリニックは、サクセンダからしか導入できないのは、ビクトーザが国内でも合法的に入手できないからかもしれません。ビクトーザは、あくまで糖尿病治療薬なのですから。そして、 例えば... 続きをみる
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インスリン注射も、これまでは適切に処方してきました。ですが、それでも注意しないと、余分にだしていることがありました。「インスリン余ってます」と言われることは、稀ではありません。インスリンは、まず転売される心配がなかったからです。 ところが、GLP1については、そういうことを外来で言われると、ぞーと... 続きをみる
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ブログのランキングを見せられて、楽して、無理のないダイエットとしては、一応の評価は得ていることは納得。健康ダイエットでは16位か。もっと他に健康になるダイエットは、あっただろうか、と反省。 いずれにしても、コツコツと、頑張ります。
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ビクトーザ1.8mgにしても、まだ、天使がでてきません。 と言われます。おしゃれな会話ができるインテリジェンスの高い方は、やせられるようです。このイラストは、オリジナル。私が最初に、リラグルチドを注射した時のイメージを、そのままイラストにしたものでした。 http://GLP1.com にある、こ... 続きをみる
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ノボ社では、アメリカではエビデンスが多い薬の薬価は、来年、さらに高くなるかもしれないとのことです。そうなると、ビクトーザは、今よりも高い薬価になり、1本10万円を超え、12万円くらいになるかもしれない、、とのことで。 アメリカは、糖尿病治療薬のビクトーザのほうが、サクセンダより高価のようで。同じリ... 続きをみる
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どういう新薬かは、名前は言えません。ですが未来の糖尿病治療薬には、SGLT2阻害剤の副作用である「空腹感」を抑え込んでしまう作用があるようです。 つまり、以前は、がつがつ食べるほうだった。という患者さんが、一転して、 SGLT2阻害剤だけだと、腹が減るが、未来の糖尿病の新薬を追加すると、その腹が減... 続きをみる
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「仕事に疲れて、ちょっと近くのジムにいって、1時間ランニングして、それから職場にもどって仕事します。運動させてください。太るの嫌なので。」 そう会社で上司にいっても、職場を1時間、離れることが、働き方改革によって厳しくチェックされる時代になったようです。その事で、ストレスがたまり、体重が増え、血糖... 続きをみる
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当院は、もともと人間ドックを中心としていたクリニックでした。人間ドックを日本で最初に行ったクリニックとしての歴史があります。当院の人間ドックの特徴は、即日、結果がでて、即日、総合担当医が説明をする、という迅速で、その日のうちに結果を丁寧に説明する、ということを得意としてきた、人間ドックです。 です... 続きをみる
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通常、秋に健康診断(検診)が行われ、今は、その結果が手元にもどってきている時期かと思います。そのせいか、GLP1ダイエットのおかげで、健康診断の数値が、より一層、よくなりました。ありがとうございました。というお返事がありました。 もともとAが多かったのですが、よく見ると、コレステロールなどの数値が... 続きをみる
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Google検索すると、必ず表示されていた、大手美容外科系クリニックの表示が消えていました。よっぽど、私が書いた記事が影響したのでしょうか? そんなに、このブログが影響力があるとは、書いている本人が、一番、よく分かっていないわけですし。不思議です。 この記事をだしてから、その大手美容外科クリニック... 続きをみる
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忘年会の時期になると、飲み食いする機会が増えますが、あえて、この時期に、検診をいれておけば、その検診前後では、食事制限が厳しくなるので、ダイエットしやすくなります。 例えば、大腸ファイバー検査を受けるためには、前日は、朝はごはん、昼はうどん。夜はおかゆとお味噌汁だけ。と、ごくごく低カロリーになりま... 続きをみる
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欧州糖尿病学会の発表。232.EASD. 2019からの引用。 抗肥満薬は韓国での開発がさかんなようです。Hanmi社の他にも、D&D Pharmatech Inchという会社が、GLP-1R/Glucagon-R アゴニスト(略して、GCGRだそうです)を開発中だそうで、バルセロナで発表がありま... 続きをみる
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薬としては、たった 1.8mgとか、3.0mgとか、ごくごく少量の投薬量なのに、それが、日々、体内に投薬しつづけると、体重が何キログラムと落ちることになります。それがサクセンダを使ったGLP1ダイエット。 mgの薬が、kgの脂肪を変化させる そう考えると、いかに、薬の効果が絶大なのかが解ります。 ... 続きをみる
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危険なGLP1ダイエット指導をしている医師がいることをお知らせします。 なんと、「サクセンダを手渡し、1日1.8mgから開始してよい」、 という指導をしているとのことです。こういう指導は、とても危険ですから、絶対に、やめてください。東京都内のクリニックで広告宣伝をし、客をひきよせ体験キャンペーンを... 続きをみる
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BS朝日のTV番組がでました。 糖尿病の治療は、血糖コントロールができるのが普通になって、次は「抗肥満」治療の流れになっていきます。 それだけが中心の内容でした。さすがに、サクセンダを注射する行為は「宣伝」と見なされたのか、放映されませんでした。でも、良かったです。お腹の写真が全国の人たちの目にさ... 続きをみる
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どうして日本では予防医学の重要さが広がらないのですか? という質問がありました。Quoraでの質問です。 どうして日本では予防医学の重要さが広がらないのですか? - Quora 回答は 単に予防医学に保険が適応されないからでしょう。 そうなんです。肥満は日本国内では、まだ疾患ではなく、予防できる事... 続きをみる
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サクセンダは日本では抗肥満治療薬として、保険承認薬剤にはなりませんでしたが、世界では39カ国で承認薬剤となっています。それでもし保険がカバーしていたら、どうなっているかを勝手に想像してみました。自分だったら、、、と。 すると、面白い結論に達します。 1度だけ、思い切り太ってやろう! BMI 27を... 続きをみる
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BS朝日、朝、7時55分から、テレビ放送されます。 糖尿病についての話題なのか、はたまた、GLP1ダイエットを取り上げてもらえるのかは不明ですが、少なくとも医師が全国版のTV放送で、「サクセンダ」を紹介するのは、日本初になるかもしれません。ただし、「最新!糖尿病治療薬」というテーマなので、糖尿病が... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q48 牛乳を飲み過ぎると太るって本当ですか? A 本当です。 牛乳は9割が水分ですが、あとの1割の中には糖質、タンパク質、脂肪、カルシウム、ビタミンB12などが豊富に含まれています。特にカルシウムの補給源としては、大切な食品です。 1日1~2杯なら、まさに健康食... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q47 ビールは太っても、ワインやウイスキーなら大丈夫? A いいえ。ノーエネルギーの水と違い、アルコール分が入っているので、どんなお酒にもエネルギーはあります。 例えば油脂は1gで9kcal、タンパク質や糖質は1gで4kcalに対し、アルコールは1gで7kcal... 続きをみる
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これは私だけの逸話だけでなく、GLP1ダイエットを行っている多くの男性に共通するような話題だろうと思います。ですがわかりやすくするため、、 ある男性の物語。。としますね。。 サクセンダ3.0mgを、日々注射していると、食べられなくなる感じが普通になります。そのためか妻は夕食の時間帯になると「今日は... 続きをみる
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糖尿病専門医は、治療として、太ることもできるし、痩せることもできます。お相撲さんがきたら、太って筋力がついて、かつ、安全で、最終的には体重を増やし、強くなるような処方をします。 場所が終わると、お相撲さんがきて、「太らせてください。強くさせてください。先生。」と依頼されます。 糖尿病の治療薬には、... 続きをみる
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マラソン大会に申し込んだら、あたってしまいました!だから、必死で運動してます。3kgやせました。 こういう会話が糖尿病外来では日常茶飯事です。 私たち糖尿病専門医は、こういう会話を日常的にしています。ですから、体重の増減については「プロ」なのです。 さて、マラソンに限らず、別の大会にでも、ともかく... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q45 食前に甘いものを食べるとダイエットに効果がある? A ダイエット中、一番苦しいのが、空腹を我慢すること。そんな空腹状態で食事に臨んだりすると、ドカ食いに走りかねません。 そこで食前に、飴玉1個をなめるだけで、血糖値がほんの少し上がり、確かに空腹感が和らぎま... 続きをみる
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Quoraからの引用です。ご興味があれば、原文を引用します。お読みください。 カロリーを消費する別の新しい方法は何かありますか? - Quora 一部、引用させていただきます。 簡単な方法が好きではなかったら 次の方法でできます 家を掃除機掃除4.2時間 歯磨き8時間 窓掃除6.6時間 12.5時... 続きをみる
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糖尿病の治療で、パラドックスは、高血糖が解除されると、体重がふえてくるのが一般です。ですが、将来の糖尿病の新薬は、そういうパラドックスですら、なくしてくれます。血糖値がよくなっても、体重は減るのです。 そして、むかつきは6か月目くらいでなくなってくるようです。 本来なら、昔なら、HbA1cが-4%... 続きをみる
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体調はいい。 5か月で、-8kg。 1週間安定して、その後、1kg、落ちる。 最近、お腹はへる。5か月かけて、ようやくお腹がへるようになってきた。 そんな薬が、未来の糖尿病の新薬です。どの薬かは教えられませんが。 それがわかっているだけに、今は、GLP1ダイエット外来で、未来の糖尿病治療のシミュレ... 続きをみる