夜食を減らすGLP1臨床術
「夜、おなかがすいて、眠れない、だから食べてしまう。」という人は多いものです。就寝前におなかに食事が入っていると、安心して眠れるというのは解ります。ですが、どうしても、それを継続してしまうと体重は減りません。ですから解決策としては臨床的Tips(臨床術)があります。
サクセンダかビクトーザを夕食前に注射する方法です。これであれば、夜食や就寝前の間食を減らすことができます。なおサクセンダ3.0mgであれば1日、どこで注射してもよいですが、それでも夕方に注射すれば、なおさら強力に就寝前の食欲は落とす事でしょう。
他にも、睡眠薬を使って早く寝る。メラトニンを内服して、睡眠リズムを改善させる、などなど、実際の糖尿病臨床では様々なTipsがあり個人差があります。
このテクニックは個人差が多いので、実際には医師と受診者が、face to face とで話をし、try and error で試すことが普通です。ぜひオンラインや対面で予約していただいて、そうしたお話ができる患者さんが増えるとありがたい、と思います。