国際標準GLP1製剤、サクセンダの市場
39か国で、発売されているようです。
近くは、韓国。オーストラリア。
ロシア。サウジアラビア。トルコ。イタリア。ドイツ。イギリス、スペイン。ポルトガル。北欧3か国。などなど。
もちろん、ノボノルディスク社があるデンマークでも。
こういう諸国では、承認薬剤として、医師が処方できるとのことです。
案の定、サウジアラビアがありました。超肥満大国ですから。
ロシアで承認されているのは意外です。薬価が安いのでしょうか?調べてみたいです。
ただ、ウオッカを飲むと、サクセンダの食欲抑制中枢効果は相殺されるはずです。
いずれにしても、世界39か国で、「抗肥満薬剤」として、承認されている1日1回注射のGLP1製剤は、「サクセンダ」だけです。
オゼンピックは未承認です。まして、1週間に0.5mg、1週間に1.0mgの、抗肥満治療薬としての臨床試験結果はありません。要するに、
1週間に1回の注射で、「抗肥満薬剤」として、承認されている国は、ひとつもない、とのことでした。それを知っているだけに、今、オゼンピックを処方している美容系医師は、世界の状況を、しっかり把握しているかは、きわめて怪しく、日本では処方が禁止されています。
なのに、広告には、そうした規制や医師としての常識に反して、広告をうっているクリニックがあります。それこそ、そういうクリニックから、不適切な治療をうけた患者さんこそ、それを、消費者センターに届けて、苦情を話してほしいものだと思っています。