糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

ナイスコントロール ガリクソン投手からのおくりもの 連載(16)

 

 契約の時には、ジャイアンツのスカウトは僕のピッチングを十分に観察していましたし、病気をもっていることも知っていました。ですから、病気のことは問題にならず、またこの時自分の体は自分でコントロールできることについては自信をもっていましたから、どうどうと糖尿病のことについて話すことができました。そして、病院にいってお医者さんに相談し、自分の状態を証明してもらいました。


  ところが日本に来てみて驚いたことは、新聞記者だけではなく、球団の関係者もほとんど誰もが僕が糖尿病であることを知りませんでした。そしてみんな糖尿病をもって野球ができるのかと驚いていました。あたかも身体障害者を見る目のようでした。僕は昔にタイムトリップした思いで、また最初から糖尿病のことをみんなに説明しなければいけないと思い、多少落胆しました。それから、日本はやはり少し遅れているな、と感じました。日本でもアメリカでも糖尿病の患者さんの気持ちは同じはずなのに、なぜこれほどまでに国によって周囲の人の接しかたが違うのだろう、と不思議でした。


  そうはいっても僕はアメリカで十分実験ずみでしたから意外と気楽にできました。初めはわざとダッグアウトで注射をしてみたところ、2ー3人の選手達が目を丸くした様子で、横目で僕の注射を見ていました。そこで ”これは僕の元気ジュース”と日本語で言ってみたところ、驚いた顔をしていました。僕はふきだしそうになったのですが、こらえて黙っていたところ、彼らは黙って目を逸し、なにげないそ振りをして去っていきました。 そして、また別の日に僕が同じようにすると、しだいに僕の注射に興味を持ってくれる人が、今日は一人、次の日は二人、といった具合いに増えてきました。


 僕は日本では大リーグの現役ピッチャーとして高く評価されていましたから、きっと周りの選手達はインスリン注射をみて、大リーグ選手がやっているドーピングかなにか、だと思ったかもしれません。僕は日本のロンサントになろうとしていたのです。



ナイスコントロール ! - ガリクソン投手のおくりもの
ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著)
医歯薬出版株式会社



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